アタシんちの男子

このとき、「またこの手のドラマか。アタシんちの男子 DVD フジテレビもいつまでも過去の成功を引っ張っているようでは先はないぞ」と思っていたが、しかし、最終回が終わって振り返ってみると「このドラマは『家族愛』をテーマにした素晴らしい作品だ」と思うようになった。



ドラマが始まったばかりのころは、時間帯·キャストなどから考えてフジテレビの作品で言うと、『イケメンパラダイス』系の作品だと思っていた。


冒頭の印象と同じ印象を持っていて見ていなかった人も多いと思うが、そんな人にはぜひ見てほしい。それが180度変わることは間違いないし、『家族愛』を考え直す意味でも見ておくべき作品のひとつだと思う。


最終回での草刈正雄演じる大蔵新造のメッセージはそれを強く印象づけられるものだった。


それでも今振り返ってみると、あれは『家族愛』をわかりやすく面白く教えるための一つの手法であり、なくてはならないものだったのだと思う。 アタシんちの男子 DVDドラマの序盤は一昔前の『全員集合』のように、小麦粉を頭からかぶったりするドタバタする感じだったし、設定も現実ではありえない設定で(それでも『メイちゃんの執事』より現実的だったが)、嫌悪感を覚えた。

峯田千里は1億円もの借金を抱えるホームレスの女郎。アタシんちの男子 DVD 千里のもとにある日、大手玩具メーカー社長、大蔵新造が現れ、借金を返す代わりに自分と結婚してほしいと言い出す。当てが無い千里は仕方なく結婚を承諾したが、1ヶ月後に新造は死亡する。大蔵家へ連れて来られた千里は、それぞれ個性的な新造の6人の養子たちと出会う。千里は3ヶ月間、新造の養子達と別宅「トリックハート城」で暮らす事になった。しかし、彼らは元から互いを家族と認めておらず自分勝手。継母、千里と一緒に暮らすことにも猛反発する。それでも、千里は持ち前のガッツで試練を乗り越え、家族としての絆を深めていく。