太陽は沈まない


この作品はタッキー人気を煽るいわゆるアイドル路線ではありません。溘然の母親の死によって今まで当たり前だった日常が突如、母以外のすべての人間に非日常として降りかかってきます。仕事、家事を任せっきりだった父、部活や遊びに明け暮れる息子、なんとなく過ごしてきた姉、そして幼い妹にまで。医療ミスにより亡くなった母の死亡理由を解明する為医療裁判を起こすことで現在の医療の問題点を究明する事はあくまで表向き。この作品にはどんな状況になろうとも前向きに意識的に『生きる』事、人間賛歌が根底にあり、滝沢君の演技も素晴らしくこの作品を傑作にしています。キャスチングも視聴率狙いではなく、そのキャラに見事にマッチしています。特にタッキーと松雪泰子のやりとりは何度観ても胸が熱くなるほどの熱演です。ラストシーンもこの物語が終わってしまうのかと悔しさ、寂しさと色んな余韻を残し、また続きが観たいと思わせます。太陽は沈まない DVD


テーマは医療ミスと重いですが、誰にとってもありえない話ではない展開で怖いなと思います。事件そのものよりも人間関係と感情を重視していて非常に見応えのあるドラマでした。太陽は沈まない DVD


ひとりの高校生が、社会の持つ歪みに真っ向から立ち向かい、その軋れきに苦しみながらも周囲の理解によって勝利を収める。いってみれば「太陽は沈まない」はそうした物語であるのだが、メイン·プロットである訴訟をめぐる描写が弱く、直の母への思いも、大医院を訴訟するという出来事に狼狽する周囲のリアクションも、まとまりに欠け今ひとつ物足りなさが残るあたりは惜しい。ファンにとっては学生服姿のタッキー、そしてセーラー服姿が初々しい優香を楽しむことは出来る。


法廷モノかと思いきや、直に思いを寄せる女郎(優香)が実は母親に手術を施したらしい医者であったり、年上の女弁護士への憧れがあったりと、盛りだくさんの内容のシリーズ。

タッキーこと滝沢秀明演じる高校生、直が、母親(竹下景子)が不慮の死を遂げたことから医院の医療に迷惑を持ち、弁護士、桐野(松雪泰子)と共に真実を追求する。太陽は沈まない DVD