トンスラ

温水洋一の冴えないキャラが相変わらずの面白さを演出する一方、吉高由里子の普通さ(個人的には、役所広司同様『普通の人を演じて光る女優』ってのは、実はすごいことのように思う)とキレキャラとのものすごい乖離が、深夜に放送されたドラマという時間のマジックを抜きにして真昼間に見ても面白い作品になっている。 トンスラ DVD

ちやほやしてくれた周囲の人々も、潮が引くように去っていく。


若くしてデビューし、時代の寵児ともてはやされた美女郎作家ミカ。順風満帆にみえたが、ある日溘然、なぜかパタリと書けなくなってしまう。トンスラ DVD

誰もが一度は経験する葛藤もてあます自意識とどう向き合うのか?悩める人々に贈る、「ヤブ」という処方箋。


チャットモンチーの染まるよがいい。トンスラというドラマもいいのだけど、この曲のこの歌詞はフジファブリックの茜色の夕日のような郷愁がある。東京という街に似合う曲。中心線とかにゆられながら、井の頭線に揺られながら。小田急線じゃなくて井の頭線。トンスラ DVD