優しい時間

汚れた都会ではなく、忘れられたような清らかな田舎の一軒の喫茶店の物語! ·連続ドラマとしては15年ぶりとなる倉本聰の最新作!約20年に渡る国民的ドラマ「北の国から」…、満を持して再び北の大地(富良野)から新たなメッセージ!。 初回視聴率 18.3% 2002年9月、「北の国から遺言」によって約20年に渡る国民的ドラマ「北の国から」は一つの幕を閉じた。そして、2005年1月、満を持して再び富良野から新たなメッセージが発信される。連続ドラマとしては15年ぶりとなる倉本聰が、近年閉塞感のある日本ドラマ界に一石を投じる。原作リメイク·パート2ものが多い現在のドラマ界にあって、地にしっかりと根をはやした、感動の本格派オリジナルドラマ!もちろんテーマは、倉本ドラマの原点でもある温かい人と人の絆。優しい時間 DVD この作品では、父と子の絆の再生を、さまざまな人間模様の中で描いていく。そして、もう一つは“優しさ”。本当の優しさとは何か...を、主人公の心の雪解けとともに感じ取って欲しい。


キャストも大物ぞろいですが、若いキャストも役を見事にこなしてくれていて、ドラマの完成度を高めています。少々癖のあるキャラクターも、抵挡無く溶け込んでくれています。一度TVで見ている方も、これを機会にもう一度ゆっくりと時間を掛けて本作を見直してみるのもお勧めです。全編見るのは時間こそ掛かりますが、そこに費やした時間は、きっと掛け替えのないものになるはずです。


舞台は北海道、とある喫茶店のマスターとその息子の物語。過去の事故による確執から親子の縁を断った二人の歪で頼りない優しさが、痛いくらい観るものに伝わります。その二人をつなぐ様々な人々の人間模様と、少しずつ浮かび上がる過去。物語の展開は物凄くゆっくりとしたものですが、飽きさせるどころかその時間の流れに心地良さすら感じさせます。北海道の時間の流れを、見事にドラマの展開に反映させつつ、そこに人間臭い優しさを描き出したこの作品は後年にも心に残る名作に違いありません。優しい時間 DVD
朴重、最近のドラマの来世話な風潮にはやきもきしていて、このドラマには久々の完成度の高さを期待していたのですが、期待を裏切らない物語に感謝するばかりです。現代的な要素を無視せずに、それでもこれだけ純粋で素敵な物語を描いてしまう倉本聰さんの力に感服です。


商社のニューヨーク支店長を務める湧井勇吉は、3年前、息子·拓郎が起こした交通事故によって彼と同乗していた妻·めぐみが死んだ事を機に、会社を辞めて息子の元を離れ、妻の故郷·富良野で、喫茶店『森の時計』を開いた。優しい時間 DVD しかし、めぐみの親友·九条朋子がこの事を知り、拓郎を父親の近くに置こうと陶芸窯に住み込みで就職させる。