ボトムズ

試聴者の意表を付く、全く意味不明なプロローグの後、 戦争中の恐怖と自己の残虐行為の記憶に苦しめられる主人公は、 謎めいた追及者の魔手をかわしつつ、謎の美女を求めて荒廃した ウドの街、クメンの密林、惑星サンサ、クエント星をさまよい、 やがて世界の根源に関わる秘密に迫ることになります。



荒廃した世界をタフに生き抜く登場人物たち、 ローラーダッシュ降着姿勢など、独特のギミックを備えた 全長4mの人型刀兵?ATが画面狭しと動きまわる。 謎が謎を呼ぶストーリー??? そして銀河万丈氏による渋いナレーション。 主人公はパワードスーツ(Armord Trooper;AT)を使いこなす 特殊部隊員だが、ワケの判らぬままに極秘作戦に参加を強制 させられ、友軍の宇宙基地を襲撃するが、基地内で裸の美女 (しかもつるっパゲ!)を目撃する。 上官の裏切りにより宇宙へ投げ出される主人公。 ふと気が付くと、ベットに括り付けられ、友軍の情報将校に よって過酷な拷問を受ける???そして隙を突いて脱走。 装甲騎兵ボトムズ DVD


恐らく高橋監督自身が脚本されていたんじゃないかと思うのだけど、物語の核心を突いていて且つ次の話が見たくなるそんな良い台詞だった。 装甲騎兵ボトムズ DVD


もう一つこのボトムズの味は、次回予告にある。
キリコは決して多くを語らない男だけど、その背中?一言がずしりと重い。


闘う事でしか生きれない孤傲で心を凍らせていたキリコが、仲間と呼べる関係を築きフィアナという女と恋をし人間として回帰(社会復帰)していく姿がこの物語の醍醐味だと思う。
主人公-主人公機という固定概念を打ち砕いたこの作品は、完全に子供向けではなく大人向けに作られていた。
しかし、キリコが熱心に自分の乗るATを整備している姿が描かれていて、ATに対する想いや関係はしっかりと描かれている。

道具のように乗り捨てられるAT(簡単に言えばロボット)が、このアニメが他のロボットアニメと大きく違う所の一つに挙げられるだろう。装甲騎兵ボトムズ DVD