ハチミツとクローバー


このDVDを見て、全くそんなのは杞憂だったとわかりました!はぐ役の蒼井優さんは彼女なりに、自分のはぐをしっかり演じています!まず、私はすごくそれを感じました。原作やアニメそっくりに、実写で完璧再現なんてそもそも無理なんだと思います。しかしこのハチクロ5人のメンバーは、このDVDを見ただけで、愛情を持ってみんなで自分達だけのハチクロを作り上げています 。ハチミツとクローバー DVD

一方、真山はアルバイト先の建築デザイン事務所の経営者、原田理花の事を慕っていた。しかし、夫を事故で亡くし残された事務所を独りで守る理花は、真山の思いに気付きながらもわざと気が付かない振りをして、真山と距離を置こうとする。そんな真山の姿に最も傷ついていたのが真山に恋をする山田あゆみだった。山田の思いを知る真山は、山田にその思いに応えられない旨を伝えるが、いじらしい山田を真山は完全に突き放しきる事が出来ない。山田も真山が振り向いてくれる可能性が少ないとは分かっていても、その思いを断ち切る事が出来ないまま時は過ぎていく。


彼女の役作りはどの映画を見ても素晴らしい。過不足が無いと言えば良いのか。やり過ぎるといやらしく、抑え過ぎると物足りない重要な役柄があるとしたら、実際そういう役柄は多いのだが、優ちゃんが演じるととても活き活きして来る。演出の人達が作品の完成度を上げる為に使いたがるだろうし、使うべき女優だと思う。 ハチミツとクローバー DVD

蒼井優のハグは天然で、アートの感性や才能、ハグ自身の感慨感染性を伝えてくれてとても良かった。櫻井翔君はあまり目立たなかったが、主役を主張し過ぎないと云う点では良かった。


ある日、竹本達は大学の教師の花本修司から花本の親戚の花本はぐみを紹介される。ハチミツとクローバー DVD 人見知りが激しく口数も少ないはぐみだったが、その愛らしさに竹本は自分でも知らぬ間に一目惚れする。そして、変人として知られている先輩の森田もまた、はぐみを気に入ってしまう。はぐみと森田は惹かれ合って行き、お互いにその事を自覚していく。しかし、2人の恋は通常のそれとは違い、凡人には理解出来ない天才同士の魂の結び付きのような物であった。「恋愛」と呼ぶには少し不思議な関係のはぐみと森田。そんなはぐみと森田の様子を見て、2人が共有する世界に入っていけない竹本は疎外感を味わう。